本とのであいは、人とのであい
良書の絶版。
ー ミルトン『アレオパチティカ』
それは人を殺したも同然だ。
お陰様でNPO法人読書普及協会(以下「協会」と表記)は「本とのであい&人とのであい」を二十年以上続けてこれました。本を通して人が集える場として、読書会をはじめとしたイベントを全国各地で提供してきました。心より感謝申しあげます。
協会は読書のすすめという東京江戸川区のはずれにある本屋の店長清水克衛(以下「店長」と表記)が初代理事長としてはじめた団体です。一等地でない街の本屋でしたので、本を客に薦めるようになったところ、いつしか「本のソムリエ」と彼は呼ばれるようになりました。そして、店長が薦める本に共感して集まったのが、弊協会になるのです。協会には、幾つかルールがございます。
・まず人を喜ばせてみよう
・NWB(泣かす・笑かす・びっくりさせる)
・百冊の読書より、一回の飲み会を大切にする
たったひとりをNWBさせるために、わざわざ全国から本を片手に足を運び、仲間とともに楽しいひとときを過ごしてきた協会員ばかりになります。
清水克衛店長は2025年の夏至に、講演先の長崎で急逝してしまいましたが、協会員には店長にしてもらったことを、今度は次世代に自分なりにしていってもらえれば幸いです。私も変わり者と言われていた若かりし頃に、店長に拾ってもらって、全国に本を語り合える仲間ができましたので、そのような場を若者に引き継いでいきたいと考えています。定期的に「著者に会える読書会」も開催しておりますので、ぜひ本屋に足を運び、そして著者にも会いにきてください。
最後になりますが、グーテンベルクの印刷が誕生した際、実は本とともに紙幣も爆発的に普及してまいりました。二十一世紀に入り、両者の辿った道はますます対照的になってきたものの、いわゆる紙幣至上主義の限界が見えてきた今、協会員の皆さまには逆に紙の本とともに、いつまでも街の本屋を愛してほしいと感じています。


理事長(三代目) 髙草雄士
晴れの日は農福連携に、雨の日は読書普及に注力し、晴耕雨読の熟語を日々なぞっている。書は相模泰生に、茶は吉田宗看に師事。雅号は高堂巓古。著書に『ノウフク大全』(創森社)『障がい者はノウフクでもっと輝ける!』(弘文堂)、論文に「英語における二重着点現象」(JELS 28)等がある。
【所属】
ノウトク(農福連携特例子会社連絡会)代表
一般社団法人ノーマポート 代表理事
米国プロテニス協会(公認コーチ)
表千家(吉田晋彩茶道教室)
ISIS編集学校(十離) 等






















































